6歳長男と1歳の男女双子を育てる、元でんき屋の夫とズボラ妻の共同ブログです。

双子を出産する時にもらえるお金は?~ワーママの所得補償編~

こんにちは!長男+男女双子(次男・長女)の3児の母、makeです。

 

前記事「双子を出産した時にもらえるお金は?~赤ちゃんの入院時の助成制度も要チェック~」では、双子を妊娠・出産する方が、働いているかどうかに関わらず、全員共通してもらえるお金についてお話しました。

 

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今回は、お仕事をされていて職場の雇用保険や社会保険に加入されている方がもらえるお金についてご説明します。

雇用保険や社会保険の申請手続きは、会社の方で行われることが一般的ですが、会社の方も細かい制度内容まで把握していないことがあります。

念のため内容を確認しておくと、申請漏れがあった時などに気づいて、会社に対処を依頼することができます。

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●育児休業給付金

こちらは育休中の所得保障として支給される給付金で、単胎・多胎に関わらず、同じ条件で支給されます。

(1)どういう場合にもらえるか?
育休期間の開始は、ママは産休(産後8週まで)が終わった後、パパは出産日以降の休業開始日です。

後に出てくる産休中の所得保障は健康保険の制度ですが、こちらは雇用保険の制度です。


支給要件は以下の通りです。

  1. 育休終了後に退職予定がない。
  2. 育休中に1ヶ月につき11日以上働いていない。
  3. 育休中に育休前の1ヶ月分の給与の8割以上を会社から支給されていない。
  4. 育休前の2年間で、雇用保険に加入して11日以上働いた月が12ヶ月以上ある

4.について、「育休前の2年間は上の子の育休期間と被るため、12ヶ月も働いていない」とか、「病気で休業していた」という方もいると思います。
その場合は休業の期間分、2年よりも前に遡及することができ、最大で4年までさかのぼりが可能です。

入社から日が浅く、「今の会社で1年も働いてないよ」という方。
前職で雇用保険に加入していれば、通算できる可能性があります。

  • 前職の離職日から1年以内に再就職していること
  • 前職の離職後、ハローワークで失業給付の受給資格の決定を受けていないこと

以上の両方を満たしている必要があります。

有期雇用契約で働く契約社員やパート、派遣社員の方の場合は、以下の要件も必要になります。

  • 育休を取得する際に所属している会社で1年以上働いていること
    ※派遣社員の方は、派遣先が1年以内に変わっていても、派遣元会社が同じなら通算できます。
  • 子が1歳6ヶ月になるまで、雇用契約が終わらないか更新の見込みがあること

(2)いくらもらえるか?

育休給付金の支給額は以下の通りです。

  • 育休開始から6か月間

 休業開始時賃金日額 × 支給日数 × 67% = 支給額

  • 育休開始から6か月経過後

 休業開始時賃金日額 × 支給日数 × 50% = 支給額

育休給付金は2か月に1回、申請します。
休業開始日~2か月間ずっと休んでいた場合は、1か月を30日として60日分支給されます。

休業開始時賃金日額は原則、育休開始前の6か月間の給与総額 ÷ 180日 で計算されます。
ただし、11日以上働いたことに対して支払われた給与の6か月分を総額するので、

  • 体調不良でたくさん欠勤した
  • 給与期間の途中で産休に入ったので最後の給与が少ない

といった場合は、給与期間(20日締めなら、例えば1/21~2/20)の出勤日数が10日以下の極端に低い月は算定されず、もう1か月分さかのぼって合計されますのでご安心ください。
給与総額には、賞与などの臨時的な収入は含まれませんが、交通費や住宅費などは含まれます。

下記に、支給額の目安を載せますので、参考にしてください。

  • 給与が月15万円位の場合、最初の6か月間の支給額は月額10万円位、6か月経過後の支給額は月額7万円位
  • 給与が月20万円位の場合、最初の6か月間の支給額は月額13.4万円位、6か月経過後の支給額は月額10万円位
  • 給与が月30万円位の場合、最初の6か月間の支給額は月額20.1万円位、6か月経過後の支給額は月額15万円位

(3)いつからいつまでもらえるか?
産休は出産日の翌日から8週(56日)までです。

ママの育休はその翌日から、パパには産休がないので育休は出産日当日からスタートできます。

パパ・ママ共通で、育休は子の1歳の誕生日の前日まで取得可能です。

ただし、育児休業給付金の支給は1歳の誕生日の前々日までなんです。

この1日の差は何なんでしょうね。

子が待機児童になったなどの理由で育休を延長する場合、1回目は子が1歳6ヶ月になる日の前日まで、2回目は子の2歳の誕生日の前日まで延長できます。
その場合、育休給付金も1回目は1歳6ヶ月の前々日まで、2回目は2歳の誕生日の前々日まで支給期間が延長されます。


※保育園への入園希望日を1歳の誕生日以前にしておかないと、給付は延長できません。

また、一度育休から復帰して育休給付金の支給が終了すると、同一の子について再度育休を取っても給付金は基本的に支払われません。

給付金の受給を再開するには、離婚や死別して、子供を見てくれる配偶者がいなくなったことなど特別な理由が必要です。

最近は男性の育休取得が話題にのぼることが多いですが、まだまだレアケースですね。

「義務化」は企業からの強い反発が出ているし、パパ自身も人手不足やボーナス査定、退職金などへの影響から、育休を申請するのはハードルが高いと言わざるをえませんよね。

でも、双子育児の場合、パパが大きな戦力になることは間違いない(なってもらわないと困る!)ので、是非推進していっていただきたいです。

育休中は、月10日以内もしくは80時間以内の勤務であれば、働いて給与を支給されても給付金は支給されます。
ですので、パパ・ママ両方が休めるなら、赤ちゃんのお世話は片方に任せて「どうしても人手が足りない」とか、「締めの日だから決裁書類を片付ける」とかで、時々出勤することも可能です。

育児休業給付金には、パパの育休取得を応援する、下記のような制度があります。

★パパ休暇制度

出産後8週間以内にパパが一度育休を取得して職場に復帰した場合、特別の理由がなくても再度育休を取得して給付金をもらうことができます。

ただし、産後8週以内に育休を開始して、同8週以内に育休を終了しておく必要があります。


子の世話が特に大変な新生児の時期に育休を取得して職場復帰、その後ママの職場復帰の準備期間に再度育休を取得するというようなこともできるわけです。

パパママ育休プラス

ママとパパが両方育休を取得する場合、通常子の1歳までの休業期間が、待機児童などの理由がなくても1歳2か月まで延長できます。もちろん、給付は1歳2か月の前々日まで支給されます。


ただし、産休期間を含めて最大で1年間しか育休給付金を受給できないので、ママが産休からずっと継続して子が1歳2か月になるまで受給できるわけではありません。

この制度を利用する場合、育休を交代で取得しても同時に取得してもいいので、うまいこと使っていけば、男性育休が当たり前の社会になっていけば、育児の負担も減って充実した生活を送っていけるのではないでしょうか。

—番外編—

育休制度を推進することで、会社がもらえるお金についてお話します。「両立支援等助成金」です。

企業がもらえる助成金は、就業規則の改定を求められたり申請書類に添付書類にと、申請に大変な労力がかかります。

ただ、この「両立支援等助成金」の「出生時両立支援コース」(男性育休を取得させたことで企業が受給できる助成金です)、比較的労力が少なめでまとまった助成金額がもらえる、コスパのいい助成金です。


それだけ、男性育休の取得推進に本腰を入れているということでしょうね。

この助成金は、企業で初めて男性に週休や有休を除いて連続5日以上の育休を取得させると57万円支給されるという制度です。※もちろん、育休取得の前に準備は必要です。2人目以降は休業日数に応じて14.25万円~33.25万円支給されます。

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●傷病手当金

傷病手当金は、業務外の病気やケガで休業する場合の所得補償の制度です。
この制度も、多胎・単胎に関わらず、支給要件などは一緒です。

ただし、加入している職場の公的医療保険によって、内容が変わってきます。

みなさんの職場が加入している公的医療保険は、大きく下記に分けられると思います。

  • 健康保険組合(以下、健保組合といいます)
  • 全国健康保険協会(以下、協会けんぽといいます)
  • 国民健康保険(医師国保や建設業国保などの、いわゆる職業国保)
  • 共済(公務員や私立教職員など)

ご自分の公的医療保険がどれに当たるか分からない場合は、健康保険証の「保険者名称」をご確認ください。

「○○健康保険組合」とか「全国健康保険協会△△支部」とか「□□国民健康保険」と書いてあるかと思います。

この傷病手当金は、健康保険組合と全国健康保険協会(協会けんぽ)には支給の義務があるのですが、国民健康保険(国保)は任意の支給(義務はないので支給するかどうかや支給の内容は各自にお任せ)となるため、それぞれの国保でそれぞれの規定がなされています。

共済も同様です。


ですので、もし国保や共済の傷病手当金についてお知りになりたい場合は、各窓口にお問い合わせをお願いします。
ここでは、健保組合や協会けんぽで支給される傷病手当金についてご説明します。

ケガや病気に対する制度なら、妊娠とは関係ないのでは?と思われるかもしれませんが、そうでもないのです。

特に、双胎妊娠中はひどい悪阻や切迫流・早産との戦いとなる方も多いと思います。

妊娠前期~中期の重症悪阻による入院や中期~後期の管理入院ともなると、勤務は無理ですよね。
入院しなくとも、自宅療養で食事とトイレ以外は安静にするようにとドクターストップがかかる場合もあると思います。

妊娠中のこういった休業についても、傷病手当金は支給されます。

私も妊娠10週あたりから重症悪阻で入院し、休みをもらいました。(家族や会社の皆様には、本当に感謝しております)
そんな時にも、この傷病手当金があったおかげで家計ひっ迫とならず、助かりました。

(1)どういう場合にもらえるか?

  • 仕事以外の病気やケガで休業すること(業務上や通勤中のケガは、労災保険から手当等が給付されます)
  • 仕事ができないことについて医師の証明があること
  • 休業期間が連続して3日を超えること(最初の3日は手当金は支給されません)
  • 休業期間中、給与をもらっていないこと(最初の3日は有休など給与をもらっても可)

傷病手当金は、育児休業給付と違って加入期間を問われないため、例えば入社して1か月経っていない場合でも、病気・ケガでの休業が連続して3日になれば、4日目から支給の対象となります。

余談ですが、傷病手当金の支給期間は最長で1年6か月までですので、同じ病気で傷病手当金を受けていた場合は、その病気にかかる休業開始から1年6か月を経過していると傷病手当金を受給できません。

(2)いくらもらえるか?

(支給開始前の過去12ヶ月の各月の標準報酬月額を平均した額)÷ 30日 × 2/3 = 傷病手当金の支給日額

上記支給日額 × 支給日数 = 支給額

標準報酬月額は、支給されている給与額によって違います。
例えば、給与が19.5万円~21万円未満なら標準報酬月額は20万円、21万円~23万円未満は22万円というように、切りのいい金額が規定されています。これに保険料率を掛けた金額の半分が、毎月の給与から引かれている健康保険料です。
※40歳以上の方は介護保険料が含まれている可能性があります。

下記は、支給日額の目安になります。

  • 給与が月15万円位の場合、3,300円位
  • 給与が月20万円位の場合、4,400円位
  • 給与が月30万円位の場合、6,600円位

(3)いつからいつまでもらえるか

連続した休業3日の後の4日目から休業が終了するまで(最長1年6か月)

ただし、休業期間中に産休がスタートした場合は、後述の出産手当金が支給されるので、産休開始前日で支給終了となります

 長い休業となる場合、1か月単位で申請することが多いですが、休業終了後にまとめて数か月分申請することも可能です。
どちらにするのか、上司の方や職場の申請を担当する部署に要相談です。

●出産手当金

出産手当金は、産休(産前産後休業)期間中の所得補償の制度です。
傷病手当金同様、健保組合と協会けんぽに支給の義務がありますが、国保では任意の制度です。
職業国保や共済に加入している方は、出産手当金の支給要件などについては、ホームページをご覧になるか各窓口へお問い合わせください。

(1)どういう場合にもらえるか?

  • 出産のために休業していること
  • 休業期間について、給与を支給されていないこと

傷病手当金と同じく、加入期間を問われないので、入社後すぐに産休を取ったとしても支給対象になります。

(2)いくらもらえるか?

傷病手当金と同じく、下記のように計算した額が支給されます。

(支給開始前の過去12ヶ月の各月の標準報酬月額を平均した額)÷ 30日 × 2/3 = 出産手当金の支給日額

上記支給日額 × 支給日数 = 支給額

(3)いつからいつまでもらえるか?

産前産後休業の期間中です。

双胎を含む多胎妊娠の場合、
・産前は出産予定日と出産日どちらか早い方の14週間(96日)前から
・産後は出産日の8週間(56日)後まで

以上が産前産後休業期間となります。
この期間内で仕事を休んで給与の支払いがなかった日数分、出産手当金を受給できます。
単胎妊娠の場合、産前は6週間(42日)前から支給されますが、やはり多胎妊娠の場合は母体への負担が大きいので、早く産休に入る必要性が認められています。

私も双子妊娠時は早めに産休を取得しましたが、職場で休業の挨拶をした頃は、単胎なら安定期と言われる妊娠週数にも関わらず、すでに単胎妊娠の臨月に近いようなお腹の大きさになっていました。
座って電車通勤するだけでも、お腹が張って苦しくなることもありました。

いつから産休に入るかについて、通常なら出産予定日から計算すると思います。
単胎なら、出産予定日の6週前位から休業に入るように会社と調整しますよね。
その場合だと、産休は出産予定日と出産日、どちらか早いほうの6週前から出産手当金が支給されるので、出産予定日を過ぎて出産した方が、多く手当金を受給できます。

ただ、多胎妊娠だと出産予定日(妊娠週数40週0日)を過ぎることはまれです。

双胎の場合、平均で37週位で出産すると言われていますので、出産予定日から14週前から産休を取得すると、産休期間が想定より短くなるので出産手当金の受給額が減ります。
逆に言えば、体調が思わしくないので予定日の14週前より早く産休に入ったとしても、早い分の出産手当金を受け取ることができる可能性が高いということです。

こちらの申請は、

  • 出産の8週後に産休が終わってから一括申請
  • 産前と産後の2回に分けて申請
  • 例えば1ヶ月分ずつなど3回以上に分けて申請

多胎妊婦が取得可能な産休期間は5ヶ月以上ありますので、その間全くの無給となると、家計が厳しくなることも考えられます。

複数回申請を選択したいところですが、申請のたびに会社が申請書類を作る手間などがかかるので、会社の担当部署に要相談だと思われます。

●社会保険料免除

産休と育休の期間、厚生年金保険料と健康保険料、介護保険料が免除となります。
※会社負担分と本人負担分の両方が免除されます。
対象期間は産休開始月から終了月の前月までと、育休開始月から終了月の前月までです。
社会保険料の額は、給与明細に記載がありますのでご確認ください。

目安としては、

  • 給与月額15万円位の場合、2万円くらい
  • 給与月額20万円位の場合、2万8千円くらい
  • 給与月額30万円位の場合、4万2千円くらい

以上の社会保険料が毎月免除となります。

 


双胎のお腹を抱えてお仕事を続けるのは本当に大変なことですよね。
皆様どうぞお体お大事に、お疲れのでませんように。


ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

 

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