こんにちは!長男+男女双子(次男・長女)の3兄弟の母、make(めーく)です。
家族の愛を一身に受けて育てられた男の子に、ある日突然弟妹が産まれたら、しかもそれが双子だったら、その男の子はどう感じるでしょうか?
よく言われているのが、下の兄弟ができるのは、ある日突然夫が愛人を家に連れてきて一緒に住むようなものだということ。
どれだけショックな体験をしたんだろうかと、この記事を書くにあたり長男(6歳)に取材を敢行したところ、
ええ?おぼえてないよ~
当時4歳の長男の記憶は失われてしまったようです。
ショックな体験を忘れられたということは、これはこれでよかった…のか?
- 下の子が産まれる・産まれた方
- 子供の赤ちゃん返りに悩んでいる方
- 兄弟・双子育児の体験談が知りたい方
- 上の子+双子育児が「大変だったなぁ」と懐かしく思い出される方
※この記事は、赤ちゃん返りを解決する内容ではありませんので、ご留意ください。
タイトル「赤ちゃんと僕」について

タイトルの「赤ちゃんと僕」を見て覗きにきていただいた方、申し訳ありません。
この記事は、名作漫画「赤僕」とは無関係な内容です。
「僕ちゃん」な長男が、赤ちゃんに振り回されるという点で共通点があるなぁと思ってタイトルに入れた次第です。
うちの長男はこんな子です
- 6歳男児、保育園の5歳児(年長)クラス
- 食細い系ガリ体形
- すぐ泣く、繊細
- おしゃべり(内容は無い)
- 基本優しいが、スイッチが入ると別人格に
- 楽な方に流されるタイプ(母譲り)
双子妊娠中~産後の長男の生活

双子妊娠が分かった頃から、母(私)の悪阻がひどくなっていき、9週頃にはベッドとトイレの往復のみ、1日1回徒歩3分の病院に点滴に通う生活に。
夫も仕事の調整がつかず、とても長男の世話や保育園への送り迎えができる状況にないことから、市内の夫の実家に当時3歳の長男を預けることになりました。
元々、残業の時にお迎えをお願いするなどしていたため、夫の両親、特に祖母に懐いていて、寂しくて泣くようなことはなかったようです。
その後、妊娠10週頃から重症悪阻で数週間入院した時は、夫の仕事が休みの日に一緒にお見舞いに来てくれましたが、「パパ、かえろっか」とすぐに帰りたがっていました。
さみしい奴め!
退院して家に帰ることができたのは、長男の4歳の誕生日直前でした。
ママがかえってきてうれしい~
ママがかえってきてうれしい~
壊れたラジカセのように同じセリフを繰り返して、キラキラした顔をする長男を見て、なんだか安心する母でした。
その約2か月後には産休がスタートし、それまで保育園のお迎えラスト組だった長男が、16時半までの短時間保育になりました。
産前休暇中3か月の蜜月(?)を過ごした後、予定帝王切開日前日の入院に合わせて、長男は再び祖父母の家へ。
送って行く当日、涙目で鼻ズルズルの母(花粉症)を置いて、さっと祖父母宅のリビングに入って行く長男。
しばらく会えないのは説明してあったのに、あっさりしたものです。
出産日当日、長男は保育園をお休みし、祖父母と共に親族用の待機場所にいたようです。
帝王切開の手術後に病室に着くと、長男は祖父母に連れられて帰ってしまっていました。
会えると思っていたので残念だったけど、4歳には辛い待ち時間だったんだろうなと納得しました。
産後の長男と母がようやく会えたのは、出産5日目のことでした。
2人目出産の育児ルポなどを読んでいたので、長男(本妻)に最大限配慮する形で会いました。
- 母子同室だった次男(愛人)は、コットに寝かせたまま抱っこしない(長女はGCUに入院中)
- 会ったら赤ちゃんのことを母から言い出さない
- 「会いたかったよ」と伝えて抱きしめる
祖父母の前だったからか、長男はハニかんだ様子でした。
その後、お菓子を食べて次男をツンツンして、GCUの長女をガラス越しに見舞って、長男は帰って行きました。
\ GCUの記事はコチラ /
次男・長女の生後1か月が経過するまで、長男は夫の実家にお世話になりつつ、夫の仕事が休みの日には帰宅して一緒に過ごしていました。
母は里帰り出産をせず、日中ワンオペ・夜は夫とのツーオペで何とか乗り切っていましたが、保育園の送り迎えに新生児を連れて行くことはさすがにできず、夫の実家を頼りました。
祖父母にとって可愛い初孫である長男は、それはもう可愛がられて、いい子いい子されて、大分仕上がった状態で帰ってきました。
産後、「上の子の顔でかく見える」症候群にかかる

産後の数か月、長男が正直なところ可愛(らし)いとは思えず、自分でもどうしたらいいか分からなくて焦りました。
長男に対する愛情そのものは、変わらないのです。
ただ、低月齢の双子を見て、その後4歳の長男を見ると、長男がとても大きく見えたのです。
(顔長っ)(足長すぎへん?)(あれ?もっとかわいかったのに)
体感でいうと、10歳~12歳位のサイズ感でした。
そのサイズ感でにゃんにゃん甘えられるので、複雑な気持ちになったものです。
もちろん、当時の写真を見返してみると、4歳相応の姿で写っています。
同じ大きさの物でも、小さい物の近くに置かれると大きく見えるという「錯視」の一種だったのかな?
それとも、「上の子可愛くない症候群」の一種?
どちらにしても、双子の生後1か月から日中ワンオペ+車で保育園の送り迎えをしていた母は、誰一人として死なせてはいけないと余裕がなく、超がつく程のんびり屋の長男に優しい物言いをすることができない日々が続きました。
キツい怒り方をして、長男を傷つけたこともあったのだろうと思います。
長男の顔や体が大きく見える症状は、数か月で収まっていきましたが、その後も長男の赤ちゃん返りには手を焼きました。
\双子育児で特に大変だったのは、授乳でした/
長男の赤ちゃん返りへの対策

長男の「赤ちゃん返り」は、ある時ふいに訪れました。
今思えばあれがそうだったのかなという位に、それは突然で、当時は赤ちゃん返りしたことに気づけていませんでした。
うちの長男の場合、赤ちゃん返りの象徴的な行動は、双子妊娠中から始まった「発作級のギャン泣き」でした。
朝ではなく、保育園から帰ってきた夕方にお昼寝した後の寝起きです。
ちょうど保育園でのお昼寝を卒業するタイミングにあたり、夕方には遊び疲れて帰りの車で寝てしまうこともありました。
とにかくウオーッと泣きわめいて、言葉をかけても全て否定。
そのまま吐くまで泣き続けます。
最初は対処方法が分からず、本当に困りました。
ギャン泣きがストレスで、夜まで起こしておこうとしても隙をついて寝てしまう毎日。
産後も収まることはなく、なんせものスゴイ声で泣き叫ぶので、双子が起きたりもらい泣きすることもしばしばで、母はイライラ。
手だけは出すまいと、それだけは何とか守りました。
色々やってみた結果、抱きしめたまま落ち着くのを待つのが一番早く泣き止むことが分かり、それからはそう対処をすることが多かったです。
5歳まで続いていたと思います。
今でも夕方寝の寝起きは機嫌が悪いけど、何か理由をこじつけて泣き怒りしてくる程度にまで落ち着き(?)ました。
怒る理由は、例えば帰りの車で寝てしまい、荷物が多かったので一部を先に車から降ろしておいてことに対する「ぼくがもっていきたかった!」とか、とにかく相手の行動を否定していく方向ですね。
こうなると、ガツンと叱りつけるまで延々と理不尽な文句を言い続けます。
お互いのためにも、この辺の言動は抑えていってほしいところです。
その他の、長男の「赤ちゃん返り」の症状のうち、主なものは以下の通りです。
- 自分でできることも「ママやって」
- 赤ちゃんのお世話中を狙った「ママこっちきて」
ギャン泣きに比べれば可愛いものでしたが、大体こちらが困るタイミングで発動するので、まぁまぁなストレス源でした。
現在の長男の様子

最近では、例の寝起き以外は大分落ち着いて、年長さんになって勉強に遊びに、しっかり取り組めているように感じます。
弟妹にも優しく、一緒に遊んであげたり絵本を読んであげたり。
新しい玩具がくると、まずは兄としてお手本を見せるべく、一人占めして遊んでいる姿を双子に見せつけるのはご愛嬌だね。
こちらとしては、長男だけで近居の祖父母宅にお泊りに行くと、正直気楽でほっと息をつけたり、おしゃべりさんがいないので寂しくなったり。
親ってほんと、勝手な生き物です
下の子が産まれたから、それが双子だったから、我慢する時間が長かった長男。
休日に出かけるところを決めていたら、「弟ちゃんと妹ちゃんがたのしめるところ行こうよ」と提案してくれた時は、感心を通り越して少し胸が締め付けられる思いがしました。
双子の手がもう少し離れてきたら、長男との時間も今よりもっと確保していきたいと思うけど、その頃には小学生になっていて、親から巣立つ準備が始まっているのかな。
最後に

2人きりの時に、双子の弟妹についてどう思っているのか聞くと、
ふたりともスキ
と言ってくれた長男。
弟も妹も、パパもママも、貴方のことが大好きなので。
貴方なりの幸せを見つけてほしいと願っています。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます!
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