こんにちは!長男+男女双子(次男・長女)の3兄弟の母、makeです。
長男の新入学説明会でのことです。
こんなことを言われてしまいました。
給食エプロンは、各ご家庭でご準備ください
予定外!!
もちろんそんなご家庭のために、給食エプロンが市販されているのですが、やはり普通のエプロンよりお値段が高いのです。
ネット通販の人気商品を見ても、エプロン単体で大体1500円~1800円位のものが多いです。
我が家では、同時に下の双子も保育園に入園するため、臨時出費をなるべく抑えたいと考えていました。
作った方がコストがかからないものは、なるべく手作りを!ということで、給食エプロンも手作りすることにしました。
トップ画像の給食エプロンの作り方へは「目次」から飛べますので、エピソードトーク(笑)不要の方は目次をご確認ください。
- 給食エプロン(給食着・給食白衣)の作り方が知りたい
- 小学生用割烹着タイプの給食エプロンの型紙を参考にしたい
- 新一年生の入学準備の様子について知りたい
給食エプロン(給食着・給食白衣)とは?

給食エプロンは、「給食着」や「給食白衣」とも呼ばれる小学校の給食当番が着用する白い長袖タイプのエプロンです。
種類は、割烹着タイプや前開きタイプがあります。
前開きタイプは、シャツ型で前をボタンで留めるタイプのエプロンです。
割烹着タイプは、割烹着の後ろをマジックテープで留めるようになっているものが多いです。
学校の備品の給食エプロンをレンタルできるところが多いイメージだったのですが…最近ではコロナの影響でエプロンの共有を避けるようになっているようです。
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どんなエプロンを用意すればいいの?
結論から言うと、我が家では学校が推奨している給食エプロンの中から、白の割烹着タイプ(長袖)を用意することにしました。

長男の新入学説明会の資料には「なるべく白色」「なるべく長袖」というような記載がありました。
「つまり、普通のエプロンもOKということね」と了解しかけたのですが…
見本として、在校生が実際に使っている給食エプロンを見せてもらったところ、全て「真っ白」の「長袖」でした。
「ボタンで留める前開き」や「マジックテープ式の割烹着」の両タイプあったので、「こういうのにしてね」ということの様子。
ということは、園で使っている肩紐タイプのポケモンエプロンだと目立つ?いや、きっとそれ以前の問題で…。
自分が小学校で給食当番をした時の、〇十年前のうっすらした記憶を思い起こしてみると、給食エプロンが袖なし=制服の袖にカレー&ミートソースがダイレクト!?
採寸して、見積もり書をもらったばかりのシャツや体操服の値段を思い出すと、長袖一択だな~と。
前開きにするか割烹着にするかですが、うちの長男は良く言えばおっとりタイプ、悪く言えば…なので、着用スピードを重視すべきと判断しました。
ボタンを3~4つ位は留めないといけない前開きだと、きっと苦労するだろうということで(過保護な母です)、マジックテープを留めるだけの割烹着タイプに決定。
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給食エプロンを手作りするのに必要なもの
今回、給食エプロンをハンドメイドする時に準備したものをあげていきます。
- 生地
- 留め具(マジックテープやプラスナップ)
- バイアステープ
- ゴム
用尺は各項目に記載しています。
その他、接着芯や伸び止めテープを使用しています。
生地の種類と用尺
市販の給食白衣のメーカーサイトをいくつか見てみると、生地はブロードなどの薄手の生地を使用している様子でした。
防水生地である必要はないようです。
というより、防水生地だと固いので着心地が悪そうですね。
シャツ用のローン生地なども含めて検討した結果、「真っ白だと面白くないなぁ」という母の独断と偏見により、白い生地に白いラッカープリントが施された、一見真っ白だけど近くで見ると柄がある生地を使用することに。
このラッカープリント生地は、様々な柄のものが市販されているので、子供の好みに合わせて選ぶのも楽しいです。
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こちらのようなラッカープリントの生地にアイロンをかけてみましたが、プリントが溶けるようなことはなかったです。
念のため、中温にした方がいいのかもしれませんね。
白一色・模様無しが規則の学校用の場合は、真っ白の生地を準備する必要があります。
その場合、しわが入りにくくて着心地のいい「T/Cブロード」などの綿×ポリエステルの生地がおすすめです。
用尺は、下記でご紹介しているラグラン袖の子供用割烹着130サイズ位なら、110巾×150cm位あれば大丈夫かと思います。
柄合わせが必要な場合などは、もっと余裕をもってご用意ください。
留め具
割烹着は背中が開いているので、左右の後ろ身頃の中心を留める素材が必要です。
マジックテープ(面ファスナー)やスナップボタン、普通のボタンなど、子供が着脱しやすい物を選びます。
我が家は断然マジックテープ派です。
今回は、2.5cm幅のマジックテープ(縫製用)を、4cmと2cmを1セットずつ用意しました。
マジックテープはゴミがたまりやすいので、洗濯する時はテープをつけた状態で洗濯するといいそうです。
位置としては、後ろ身頃の合わせ部分に直接つけてもいいし、タブを作ってつけておけば、後々サイズ変更もしやすいと思います。
タグは、後ろの合わせ部分を折り込む時に一緒に縫ってもいいし、別に作って後付けするのもいいですね。
その他
今回は襟ぐりにバイアステープを使用しています。
両折バイアステープ12.7㎜幅×60cm位あればいいかと思います。
バイアステープではなく見返しをつける場合は、生地に余裕をもってご用意ください。
袖ぐりのゴムは、8コール(8㎜幅)程度のゴムを16cm×2本準備しました。
ゴムの縫い代は1cmで計算しています。
念のため、お子様の手首のサイズを測ってみてください。
ラグラン袖の子供用割烹着の型紙

ラグラン袖は、衿ぐりから袖下へかけて斜めに切り替えの入ったタイプの袖のことです。
スモックみたいでかわいいという、母の「どうでもいい」こだわりから、給食エプロンはラグラン袖で作ることを事前に決めていました。
その上で、給食白衣や子供用割烹着の型紙を探したのですが、検索しても中々いいものが引っかからず。
そんな訳で、大人用の割烹着の型紙を参考に、長男を採寸しながら130サイズ位の小学生用割烹着の型紙を作りました。
型紙は、ほとんど直線なので、自分で作成可能です。
下記は子供用130サイズの目安です。
洋裁素人が作っていますので、あくまで参考までにご覧ください。
まず、大きな紙を準備して、下記のように本体サイズを書きます。
A4用紙をテープで繋ぎ合わせたものでも大丈夫です。

画像の数字はcm単位です。
襟ぐりと脇を結ぶ線のところで切り離します。

前後の袖をくっつけて、縫い代をつけていきます。
数字の書いてあるところは数字(cm)分、それ以外は1cmの縫い代を付けます。

袖の先は少し外側にとがらせて縫い代をつけます。
出来上がり線と同じように先に向かって細くすると、折り返し部分の生地が足りなくなります。
子供用割烹着の作り方

型紙が準備できたら、生地を裁断します。
ミシンをかける工程では、端処理以外は縫い始めと縫い終わりに返し縫いが必要です。
タグの作り方
次に、後ろ中心を留めるためにタグが必要な場合は、あらかじめ作っておきます。
今回は、2.5cm幅のマジックテープ(縫製用)を使用するので、それに合わせたタグを共布で作りました。
- ウエスト部分:横10cm×縦8cm・・・2枚
- 襟ぐり部分:横6cm×縦8cm・・・1枚
接着芯を貼った方が洗濯してもへたりにくいです。
スナップボタン式にする場合は、もっと細く作った方がいいので、調整してください。
まず、上下を1cmずつ折り返してアイロンをあてます。

それを上下半分に折ってアイロンで折り目をつけておきます。

半分に折った生地を反対に返して、左右の端を縫い代1cmで縫っておきます。

ひっくり返して角を目打ちなどで出しておき、開口部にステッチをかけておきます。

マジックテープは襟ぐり側が2cm、ウエスト側が4cmにカットして使用します。
マジックテープをタグの端に付けて、周辺にステッチをかけます。
タグが完成しました。

生地の補強と伸び止め

後ろ中心(上の画像の緑線部分)に3cm幅位で薄手の接着芯を貼ります。
折り返し(1cm→2cmの三つ折り)で隠してしまえるように気を付けて貼ります。
襟ぐりと袖ぐり(上の画像の赤線部分)の生地の裏側に伸び止めテープを貼ります。
※テープを貼っておいた方が綺麗に仕上がるのと、補強にもなります。
カーブに沿わせやすいハーフバイアスで、このテープの上を縫っていくので縫い代より少し幅広のものが使いやすいです。
襟ぐりなどカーブがきついところは、伸び止めテープの外側に切込みを入れながらアイロン接着していきます。
生地の端処理

上の画像の黄色の線の部分に、ジグザグミシンなどのほつれ止めの端処理をしていきます。
今回は、専用の押えで裁ち目かがりをしました。
裁ち目かがり押えに生地を沿わせて縫っていくだけで、簡単にストレスなく端処理ができます。

生地の端を巻き込まずに端処理ができました。

実は普段から、押えを付け替えるのが面倒でジグザグミシンをかけていました。
裁ち目かがりは、ミシンをかけた後に端を切り揃えたりする必要がなくて、こちらの方が時短な上に仕上がりが綺麗です。
「綺麗に端処理するため」だけにロックミシンの購入を検討する必要はなさそうです。
私が使用しているミシンは、裁ち目かがり用の押えが元々付いていましたが、ジグザグミシンが苦手なら、持っておいて損はないと思います。
こちらを含め、我が家では家庭用ミシン1台でハンドメイド作品を制作しています。
\ 使用したミシンはコチラでご紹介しています /
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もちろん、生地を縫い合わせた後に2枚合わせて端処理しても問題ありません。
縫製工程
事前準備が終わったので、本体を縫い合わせていきます。
身頃と袖を襟ぐりから縫い合わせます。

縫い代を割っていますが、後ろ側に倒しても問題ありません。

今回、襟ぐりの処理はバイアステープで行っています。
元々持っていた、デニム風のテープを使用しました。
この部分の色を変えるのは、子供が自分のエプロンを判別がしやすくなるので、おすすめです。
「絶対に白一色」の指定がある場合でも、生成りやオフホワイト・アイボリーなどでアクセントをつけておけば人と被りにくいですね。
見返しで処理する場合は、3~4cm幅位で準備するといいかと思います。
先ほど縫い合わせた本体の襟ぐりとバイアステープを中表で合わせて、バイアステープの折り目部分を縫っていきます。
この時、バイアステープの方が緩めに付くように、バイアステープを引っ張り気味に縫うと、襟ぐりが突っ張りにくいようです。
また、バイアステープの端は1~2cm余分に付けておきます。
縫い終わったら、縫い代に、縫い目ギリギリまでの切込みを入れます。

バイアステープを襟ぐりの裏に返して、アイロンをかけます。
この時、バイアステープが表から見えないように、テープ側を控えた状態でアイロンをかけます。

端を内側に折り込んで、バイアステープの外側にステッチをかけていきます。

バイアステープの付け方のYouTube動画(うさこの洋裁工房さんの「バイアステープの付け方」)を参考までに載せます。
袖の下と裾を中表に合わせて、縫い代1cmで続けて縫っていきます。

この時、袖から0.8cmの部分にゴム通し口を1cmあけておきます。
その後、ゴム通し口より数ミリ本体側の縫い代に切込みを入れて、切込みより袖口側の縫い代を割っておきます。

裾を1cm→1cmの三つ折りにして、1つ目の折り目の数ミリ内側を縫います。
袖口は0.5cm→1.5cmで三つ折りにして、ステッチをかけます。

左右の後ろ中心(後ろ身頃の合わせ部分)を1cm→2cmの三つ折りにして、ステッチをかけます。

この時、後ろ中心にタグを縫いこんでもいいし、外付けしてもいいです。
今回は、外付けしました。
襟部分は、左に短いタグをつけて、右は後ろ中心の裏側にテープを直接縫い付けています。
ウエスト部分は、それぞれタグを縫い付けています。

衣服につけるマジックテープのオス(固い方)とメス(柔らかい方)は、肌に当たる方をメスにした方が着用した時に気になりません。
今回は内側に向ける(被せる)方をメス、外側に向いた方をオスにしています。
完成画像・着画像
割烹着タイプの給食エプロンが完成しました!

長男(120cm弱・20㎏弱)の着画です。

エプロンの下に冬用トレーナーを着ています。
本人が細身のため、上の型紙より少し細身に作っています。
裾はひざ下位までの長さです。
袖は上の型紙と同じ長さで作っていますが、長く着られるように長めになっています。
ぴったりサイズがいい場合は、縮めた方がいいかと思います。
後ろのマジックテープのタグをウエストあたりに付けたのですが、少し留めにくそうでした。
お尻の上あたりに付けた方がよかったかもしれません。

一度お子さんに手を後ろに回してもらって、可動域を確認した上でタブの位置を決めた方がよさそうです。
最後に

給食エプロン(給食白衣・子供用割烹着)の作り方と型紙についてお話しました。
普段から洋裁をされている方以外には、少し難易度高めですが、コストは既製品の半額以下に抑えることができます。
今回、長男用につくったエプロンの原価は600円位です。
生地の購入に手芸店の割引券などを駆使したため、通常よりお安く仕上がっています。
入学準備は中々大変ですが、子供が喜ぶ顔を糧に最後まで頑張っていきたいですね。
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